Google広告の種類と特徴を解説!ターゲティング一覧もご紹介

Google広告の種類と特徴を解説!ターゲティング一覧もご紹介

2022年現在において、Googleは世界最大のWeb検索企業という地位を揺るぎないものにしています。

日本国内においても年代問わず多くの人がGoogleサービスを利用しており、スマホ普及数の伸長と共に使用者数も増加していく一方となっています。

これまではメディア広告の主流はテレビや雑誌でしたが、このようなGoogleに代表されるようなWeb広告の割合が年々増加しています。

今回の記事ではそんなWeb広告について、Google広告に焦点を当てて解説していく内容となっています。

Google広告は多種多様な種類の広告が存在しており、適切に使用すれば高い効果が期待できます。

ぜひ最後までご覧になってください。

本記事の内容

Google広告の主な種類と特徴

Google広告の主な種類と特徴

Google広告と一言で言っても、実はその種類は複数存在していることをご存知でしょうか。

Web広告は単に発信するだけでは、想定以上の成果に繋がらないことも多いため、適切な種類の広告を選択する必要があるのです。

まずは、Googleにおける各広告の種類と特徴を、6つに分けてそれぞれ解説していきます。

それぞれにターゲットとなる層や、得意とする広告内容が異なってきますので、適切な種類を選択できるように理解しておきましょう。

リスティング広告(検索連動型)

この広告は、利用者が検索したキーワードに沿った内容の広告を、検索画面の上位に表示させることができます。

つまり、訴求したい商品やサービス内容について、もともと興味を持っている層へ直接アプローチすることが可能となるのです。

そのため、既存の商品販売やサービスについての問い合わせ、資料請求などの反応率を高めたい広告を運用するときにより効果を発揮させることができるでしょう。

また、検索結果よりも上位に表示させることができるため、SEO対策といった時間が必要となる施策を取らなくても問題ありません。

広告予算についても、ユーザーの1クリックごとに課金される仕組みのため、比較的低予算で運用することが可能です。

検索キーワードから、ユーザーが求める意図を把握し、広告に反映させることができれば大きな効果が期待できる広告となっています。

>>【Google】リスティング広告の入稿方法や規定について詳しく解説

ディスプレイ広告

この広告は、Googleが運営しているサービス(GmailやYouTubeなど)や、提携しているサイトやアプリ内において表示させることができます。

先程のリスティング広告との違いは、ユーザーのキーワード検索が必要無いという点です。

サービス使用時や、サイトの閲覧中にバナー形式の画像で広告を訴求することができます。

テキストだけではなく、イラストなども入れ込むことができるため、より視覚効果が高く印象的な内容の広告が作成できるでしょう。

一般的に、幅広い層への普及を得意とする広告ですので、反応率はそこまで高くない傾向にあります。

しかし、不特定多数へ向けた新商品やサービスの普及には、大きな効果を発揮させることができるでしょう。

動画広告【YouTube】

この広告はYouTubeに代表される、動画配信サイトにおいて表示させることができます。

従来のテレビCMのように、映像と音声を使って直接的に訴求できるので、購買意欲の促進はもちろん、商品やサービスのブランド構築にも役立てることができるでしょう。

特に若年層においては、テレビの視聴時間よりもWebサービスにおける動画を視聴する時間の方が圧倒的に多くなっています。

さらに、これから5Gが普及するにつれて、どの年代でもWeb動画の視聴時間は増加すると考えられています。

このような背景から、動画広告の効果はより高いものとなるでしょう。

しかしテレビCMとは違い、Web動画広告はユーザーによってスキップできる機能がついています。

スキップを防止するためにも、ターゲットの最適化やニーズの深堀りなど、質の高い内容が求められる傾向にあります。

ショッピング広告

この広告は、キーワード検索後の画面において、ショッピング枠と呼ばれる部分に商品画像や価格などの情報を記載することができます。

例えば、「ダイニングテーブル」と検索した時に、テキスト上位には前述したリスティング広告が表示されているはずです。

そして別枠において、ダイニングテーブルの写真と商品名、値段が記載されたボックスが広告として表示されるのです。

また、リスティング広告のようにキーワードを設定する必要がありませんので、より効率的な運用が可能となるでしょう。

ユーザーは商品画像と価格を瞬時に把握することができるので、テキストだけの訴求よりも反応率は高くなる傾向にあります。

結果として購買に繋がりやすくなるため、ECサイトなどの運営に最適と言えるでしょう。

アプリ広告

この広告は、スマホ向けアプリを訴求するための内容となります。

表示場所は多く、Google検索結果画面、Google Play、You TubeといったGoogleサービス全般において展開することが可能です。

ユーザーが広告をクリックすることで、指定のWebサイトもしくはアプリストアへと誘導することができます。

大きな特徴は、その他Google広告とは違い細かい設定をする必要がないということです。

広告に表示させる文章の候補と予算を設定するだけで、自動で最適化された広告が表示されます。

さらにターゲットの選定や、広告表示のための入札までも自動で進めてくれますので、作成にかかる時間も短縮することができるでしょう。

ローカル広告

この広告はローカルという名前の通り、検索時の場所に応じて周辺地域の店舗情報などを表示させることができます。

例えば、「東京駅の喫茶店」といったキーサードでGoogle検索をおこなったとき、東京駅周辺に存在している喫茶店の位置を表示できるのです。

通常の検索の場合、評価や知名度の高さによって掲載順位が変わってしまいます。

しかし、ローカル広告であればそのような影響を受けること無く、単純に位置情報からの掲載になるので、どの店舗にもチャンスがあると言えるでしょう。

その反面、周りに競合する店舗が多い場合には、埋もれてしまう場合もしばしばあります。

それでも不特定多数の層へアプローチできるという面においては、優れていると言えるでしょう。

Google広告の種類と特徴【ターゲティング設定】

Google広告の種類と特徴【ターゲティング設定】

Google広告の種類について解説してきましたが、ここからはターゲティング設定について解説していきます。

ターゲティングを上手く設定することで、反応率を高めることはもちろん、興味のあるユーザー層への直接アプローチができるなど、より効率的な運用が可能となります。

予算を抑えながら、高い効果を期待できますので、ぜひ理解しておきましょう。

ユーザーターゲティング

このターゲティングは、ユーザーごとの属性と呼ばれる情報について設定することができます。

大まかに以下のような内容について、それぞれ詳しく設定していきます。

年齢
18〜24歳・25〜34歳・35〜44歳・45〜54歳・55〜64歳・65以上・不明

性別
女性・男性・不明

世帯年収
上位10%・11〜20%・21〜30%・31〜40%・41〜50%・下位50%・不明

子供の有無
あり・なし・不明

このように、細かく分類することでよりピンポイントに訴求したい層へのアプローチが可能となるでしょう。

広告配信先へのターゲティング

上記のユーザー属性などから分析した内容に沿って、最適なタイミングでユーザーに対して動画広告を配信することができます。

動画広告は、年代によってより内容に違いが出てくる分野となります。

例えば10代〜20代の若年層の場合、パソコンではなくスマホでの視聴がメインとなります。

そのため画面サイズが小さくても分かりやすい内容や、縦型に対応した動画を配信するなどの工夫が求められるでしょう。

ユーザーへピンポイントで広告を配信することになるため、より細やかな属性分析が必要になります。

その他のターゲティング

ターゲティングには、他にも様々な内容が存在しています。

具体的には以下のような内容です。

トピック:特定のトピックページに表示
プレースメント:指定したサイトに表示
コンテンツキーワード:指定のキーワードに興味を持つユーザーに表示
曜日と時間帯:指定の曜日と時間帯に表示
地域:指定の地域のユーザーに表示
デバイス:指定のデバイスを使用しているユーザーに表示

このように、深くまで分析してより属性を細分化していく程、想定しているターゲットへのアプローチが可能となり、結果としてより効率的な運用ができるでしょう。

【Google広告】よくある質問

【Google広告】よくある質問

Google広告は適切に運用できれば非常に効果的ですが、機能も多く理解するためには時間が必要となります。

こちらでは、これから運用を検討している方からの中でも、よくある質問についてまとめて回答していきます。

Google広告の歴史

Google広告は2002年2月に、アメリカにおいてリリースされました。

その内容は「検索連動型広告」であり、単純に検索キーワードからターゲティングするといった内容です。

当時は「Google AdWords」という名称でしたが、2018年7月にサービス名を変更しており、現在正式名称は「Google Ads」と呼ばれています。

20年足らずで現在の様に、多種多様で複雑な広告へと進化していき、その規模もテレビや雑誌といった旧メディアを追い抜く勢いで成長を続けているのです。

Google広告のメリット・デメリットは?

メリットとしては少額から運用が可能であり、本記事でも解説したようなユーザーを絞った訴求ができるという点です。

さらに、広告効果の分析も容易であり、試行錯誤しながら最適な内容を探し当てられますので、効率的な運用が期待できます。

その反面、競合となる企業や商品が多く、人気のジャンルでは広告費用が高額となるケースも少なくありません。

また現在需要が伸びている動画配信などでは、ユーザーに邪魔だと感じられることにより、広告内容に対しマイナスイメージを持たれる可能性もあるでしょう。

このように一定の運用ノウハウが必要ですが、適切に掲載できれば大きな効果を期待できます。

Google広告はどこに出るのか?

大まかに、以下の箇所において広告が表示されます。

Google検索結果画面
Google検索パートナー

1つ目の検索結果画面については、検索後のテキストリンクが表示されている箇所ですのでイメージしやすいでしょう。

2つ目の検索パートナーについては、Google以外の数百にものぼるウェブサイトやサービスが対象となります。

さらには、スマホアプリやYou Tubeといった動画配信中にも表示させることができます。

これらの表示箇所については、運用者自身で表示の可否を設定することができるので、広告内容に応じて適切に判断するようにしましょう。

まとめ

まとめ

一言でGoogle広告と言っても、その中でも様々な種類があることが理解いただけたのではないでしょうか。

訴求したい広告内容に応じて、それぞれの種類で得意不得意がありますので、特徴を把握した上で適切に選択する必要があるでしょう。

最初のうちは慣れない作業となるかもしれませんが、今回の記事を参考に効率的な運用をおこなっていただければ幸いです。

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